Optimus Padはモバイルバッテリーの夢を見るか?

 Optimus Pad(L-06C:以下Opad)の機能としてUSBホスト機能というものがあります。USBホスト機能とは、ごくごく簡単に言えばUSBキーボードやマウスなどのデバイスを使用することができる機能です。そのような機能を使用するため、Opadには付属品としてmicroUSB-USB変換アダプタが付いています。
 ある日ふと思いついてmicroUSB-USB変換アダプタとPHOTONの充電用USBケーブルを用いてOpadとPHOTONを繋いでみたところ、なんと充電ランプが点灯しました。これはつまりOpadはモバイルバッテリーとして使用することができるということなのでは?!ということで検証してみました。

○用意したもの○
・Optimus Pad(L-06C)
今回はWifiオフ、SIM挿入なし、画面の明るさ最低でやってみました。
・Opad付属のmicroUSB-USB変換アダプタ
・PHOTON付属のmicroUSBケーブル
・EVO3D(Wifiオフ、モバイルネットワークオフ)
 なぜPHOTONで実験しなかったのかというと、PHOTONは現在メインで使ってるスマホなので実験のために長時間スリープにしたりできなかったからです。

○結果○
1.Opadがスリープ状態のとき
 EVO3Dの電池残量20%でスリープ状態、かつOpadがスリープ状態の時、充電はできませんでした…。
 正確に言うと繋いでから数秒の間は充電ランプがつくのですが、すぐに消えてしまいます。たまになぜか画面オフなのに数秒だけ充電ランプが光ることがありました。謎です。

2.Opadがホーム画面を表示している状態のとき
 EVO3Dの電池残量20%でスリープ状態、かつOpadがホーム画面を表示している状態の時、充電ランプが付き、USB給電されてる状態になりました。Opadの画面が付いているときは充電できるようです。


○充電してみた結果・感想○
 Opadの画面をつけっぱなしにし、Opadの自動スリープになるまでの時間を30分に設定、自動スリープになったら電源ボタンを押し再度画面をつけっぱなしにする、というのを何度か繰り返してEVO3Dの電池を20%→50%まで充電してみました。
 結果は
・充電時間:約1時間50分
・Opadの電池の減りは27%(100%→73%)
(・Opadの電池使用に占める割合は、セルスタンバイ:87%、画面11%、アイドル状態4%)
でした。
 単純計算で37分くらい繋いでいると、Opadの電池9%分でEVO3Dを10%分充電できることになります。
 Opadは以前検証したところ、テザリングしても8時間で25%(画面オフ時)しか電池が減りませんでした。なのでもし同じ割合で減っていくとすれば、Opadをテザリングしっぱなしの状態にしているとき、Opadの電池12%分でEVO3Dを10%分充電できることになります。

 スリープ状態になったら充電できないこと、画面を付けたままにするのでそこそこ電池消費が大きいこと、充電スピードが遅いこと(USB2.0からの充電は規格上500mAなのに対し、PHOTONのAC充電は850mA)などから常用するには厳しい感じですが、電話したいのにスマホの電池がやばい!ってときはいいかもしれませんね。
 まぁそんな時にOpadとアダプタとケーブルを持ち歩いているかというと疑問ですが…。
 ちなみに自分はルーターとしてOpadは持ち歩いてますよ。めちゃくちゃ電池持ちがいいのでストレスフリーになりました。ちょっと重いですけど大きさB5用紙より少し小さいくらいですしね。

 一ヶ月前くらいからOptimus Padの定価が4200円(機種変更でも定価4200円!)というとんでもないことになっているので、かなりお手頃に手に入れられるようになってます。ルーター&非常時のバッテリーとしても価値があると思うので、皆さんOpadが安く売ってたら即買って楽しみましょう!!!(ステマ)